clubhouse:クラブハウスを徹底解説!使い方や特徴からビジネス活用まで 〜clubhouseで収益化〜

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2021年、日本で一気に流行り始めたclubhouseについて、徹底解説していきます。clubhouseについて、今後も記事を掲載していきますので、他の記事もぜひご覧ください。この記事では、「clubhouseとは」から「clubhouseのビジネス活用」まで、広くお伝えしていきます。

clubhouse
徹底解説

clubhouseについて

2020年3月にリリースされた音声版Twitterとも言われる完全招待制の新しい音声SNSです。アメリカで10億円を投資してスタートし、2020年夏頃アメリカで流行し始めました。アプリはAndroid非対応で、2021年時点ではiosのみ(iPhoneユーザーのみ)となっています。

基本は実名制で、感覚的にはFacebookと近いサービスになっています。リアルタイムにいろいろなルームがあり、いろいろな人の話をしたり聞いたりすることができます。リスナーからスピーカーに置き換わることもでき、音声中心の交流が可能となっています。また、ユーザーは自由に「イベント」(ルーム開設の予告)を作ることができ、非常に勉強になるイベント・セミナーも多い環境になっています。今後数ヶ月のうちにマネタイズ機能のテスト版もリリースされる予定となっており、近いうちに、チケット制や月額課金などの機能がリリースされます。

また、ラジオのように一方通行ではないので、人と繋がる感覚が強いサービスです。リアルタイムの有益なセミナーも多い状況となっていますが、中にはルーム参加者全員がポケモンのピカチュウになりきるだけのルームなど、面白いものも出始めています。

clubhouseの招待とウェイティングリスト

基本は招待できる人数は2人までで、「欲しいのに届かない」と言った渇望感を作るマーケティングもうまいところです。今はアンテナ感度の高いインフルエンサーやスタートアップ系の人が多くなっており、コンテンツも楽しく、クオリティが高いルームも多い状況になっています。

フォロワー数が増えたり、何度もルームを開設するなど、アクティブなアカウントには招待枠が追加されていきます。(2枠→6枠など)
また、この招待枠を使わずに招待できる「ウェイティングリスト」という方法もありますので、別の記事で詳しく紹介していきます。

なぜclubhouseが急速に伸びているか

  • 完全招待制であること(乗り遅れる感覚を強く感じさせ、非参加ユーザーの焦る気持ちを意図的に作っています)
  • ながら聴きをしたい(音声だけのため日常生活に溶け込みやすいサービスです)
  • 有名人のリアルな会話を聴くことができる(リアルタイムに素の一面をのぞくことができる点が新しい視点です)
  • 雑談がしたいという需要(新型コロナウイルスのタイミングにマッチしました)
  • 録画できないリアルタイム性(聞き逃したくない、というユーザーの心理をくすぐる形です)

clubhouseの特徴

  • 1電話番号につき1アカウント
  • 電話番号をベースにしている
  • 名前の変更は基本1回のみ
  • ビジネスネームがある人は1回のみ追加可能
  • 電話帳で繋がっている要素が強い
  • 電話帳が多い人ほどフォロワーが増えやすい
  • 招待者がプロフィール欄にずっと残る
  • 挙手機能もあるので、有名人と話すチャンス
  • 気軽に音声だけで参加できる
  • リスナーとして聞くだけでもとても有益

clubhouseの始め方

  • 招待枠のツテがなくても、とにかくアプリをダウンロードしてアカウント情報を登録しておく
  • clubhouseユーザーから招待を受ける
  • ワイヤレスイヤホンは必須
  • 気になる人をフォローしていくと、いろいろなルームが表示されるので入ってみる
  • ルームの出入りは完全自由
  • ラジオ感覚でながら聴きでも十分楽しめる
  • さらに活用するなら配信者になるべし
  • 友人を誘ってルームを作ってみる(ルームの公開範囲も設定可能)

clubhouseの使い方

フォローしている人が増えれば表示されるルームが増えます。現状では、相互フォローのルームも多いですが、今後はこういったルームは規制対象になる可能性もあるかもしれません。すでにアメリカでは相互フォローのためのルームは禁止されています。また、プロフィール欄にリンク先を設定できるのがTwitterとInstagramの2つなので、この2つのサービスとの親和性は高くなっています

モデレーターが誰をスピーカーにするかなどを決めながら、ルームを運営します。逆に言えば、リスナーがスピーカーに指名されることがあるわけです(もちろん拒否も可能)。

ルームの参加者は、他の参加しているユーザーのアイコンが表示されることでわかるので、雑談も盛り上がりやすい形になっています。面白い点として、ルームを作成したモデレーターがいなくなっても、他の交代したモデレーターがい続ければ、そのルームが残り続けます(ルーム名は変えられません)。

その他にも特徴的な点として、DM機能・メッセージ機能など、一切のテキスト機能がないので、荒らしやアンチが入ってこれません。そのルームが面白ければ、特定のハッシュタグをつけるなどして、外部のSNSへ情報が拡散していく設計になっています。

YouTubeライブなどと違って、1人でルームを始める場合は、自分のフォロワーのフィードには出てきますが、一般のユーザーに見える公開フィードには表示されません。交流することが大前提となっているサービス、というわけですね。

また、テキストやリアルタイム性のない写真・動画を中心とした他のサービスと比べて、スピーカーになれる人と聞くだけの人の格差社会がサービスの中で生まれやすいことは注意するべきポイントになります。せっかくサービスを使い始めたのに、疎外感を感じる人も出てくるかもしれません。実社会と同じく、人気者はどこのルームでも引っ張りだこになり、人気者はさらに人気者になっていくという「clubhouse格差」がこれから生まれてくるかもしれません。

clubhouseの注意点

アーカイブやログが残らない点を特徴とするサービスなので、スマートフォンの画面録画を起動すると、警告メッセージが表示されて、最悪の場合、アカウントが削除される可能性もあります。

また、ルームの公開範囲をまちがってしまうと、当然ながら会話の内容が全世界に公開されてしまいますので、注意が必要です。すでに一部の企業で、内部の打ち合わせをclubhouseでおこなっていたところ、ルームの公開範囲が全公開になっていたため、内部情報を世界中に発信してしまうアクシデントも実際に起こっています。

clubhouseのビジネス活用

clubhouse
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ビジネス

コンテンツビジネスという視点から考えると、まだ規模は小さい状況ではありますが、仕事上のコンテンツ収集元として考えるだけでも有効なサービスです。clubhouseのような音声SNSの場合、ユーザー環境としてワイヤレスイヤホンの普及率にもかなり影響を受けます。現状、日本でのワイヤレスイヤホンの普及率は2〜3割程度です。また、リアルタイム配信のみになるので、配信者としてルームを運営するには一定程度ハードルがあり、ブランド力の影響も大きいところです。

Twitter社もTwitter Spaces(ツイッター・スペーシズ)というclubhouseとよく似たサービスのテスト版をすでにリリースし始めているので、今後は競合になっていくかもしれません。どれだけ早くシェアを奪い合うか、注目するべきニュースです。

clubhouseのビジネス活用においては、より多くのリスナーが集まる必要がありますから、そのための戦略はとても重要です。そこで、ある程度のリスナーを呼ぶためには、フォロワーの多いゲストを招待して、セミナーを開催することが有効です。なぜなら、そのフォロワーの方たちがそのイベントルームに自然と集まると同時に、ゲストがルームを退室した後も、比較的リスナーとしてルームに残るケースが多いからです。

一般のリスナーも、ルームに入って挙手して発言することもできるので、活用方法によっては、従来よりもアクティブな環境を作ることもできます。リスナーもスピーカーから知ってもらうことができるので、リアルなつながりと同じような印象を作ることもできます。

まとめると、「clubhouseはビジネス活用にも非常に有効」というのが結論です。一般ユーザーが想像する以上に、clubhouseはWEBマーケティング・ビジネスに活用できるものです。もし経営者や企業の広報担当・フリーランスなどの仕事をしているのであれば、趣味で使うだけでは相当にもったいないサービスと言えるでしょう。仮に企業の広報担当であれば、テーマを決めてフォロワーの多いゲストと対談するルームを運営すれば、数百人のリスナーがその商品やサービスを知ってくれることになります。今後まちがいなく、YouTuberの企業案件がclubhouseに流れてくるでしょう。

さらに経営者同士でつながると、そのままサービス展開につながるケースもありますし、経営者の重要な仕事の1つに「clubhouse」が入る日がくるかもしれません。

clubhouseに関連する記事を今後もアップしていきますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
clubhouseから、耳だけでなく、目も離せない日が続きそうですね。

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